校長挨拶
~春日部高校に赴任してきて~
春日部高校は110年の歴史を誇る伝統校です。私は、この4月に本校に赴任してきてその伝統の重みを実感しました。
新入生歓迎式のときのことです。応援団の指導の下、在校生が校歌を披露しました。体育館に大きな校歌が響きました。これまで聞いた中で最も大音声の校歌でした。生徒を指導する先生の姿はどこにも見あたりません。心底私は感動しました。生徒が本校に寄せる愛校心を垣間見る思いがしました。また、これこそが伝統のなせる技なのだと感服しました。
「質実剛健」「文武両道」。よく使われる言葉ですが、本校ではこの言葉どおりの教育を実践しています。放課後はどこに行っても熱心に部活動の練習に励む生徒の姿が見えます。それでいながら毎年すばらしい進学実績を残し、この春も東大9名(現役5名)などの実績を上げています。
毎日の授業は決して楽ではありません。入学したばかりの生徒は誰もが、まず、春高の授業の進度の速さや内容の難しさに面食らいます。しかし、「大変なのは自分だけではない、みんな同じ気持ちで頑張っているんだ」、という仲間意識でこれらの困難を乗り切っていきます。先生は全員が一体となって生徒を指導します。生徒はその中で困難にめげない逞しい青年へと脱皮していきます。それが、春高生の一体感を生んでいます。
文字通り、質実剛健・文武両道を実践する学校、それが春日部高校です。春日部高校で過ごした3年間は一生の中で一番重要な3年間になるはずです。
埼玉県立春日部高等学校長 松田 敏男


